■今のふろく、昔のふろく
◆ふろくからわかる当時の主流
きっと私と同年代のりぼんっこの方は見覚えのあるものがあるはず。
これだけのものが良く残っていたなと、母の物持ちの良さに感謝しました。
時代は様々ですが、間違いなく私が小中学生くらいの時に読んでいた雑誌「りぼん」のふろくたちです。
右側に重なっている2枚のビニールっぽいものはビニール袋です。
ビニール袋と言ってしまうと身も蓋もありませんが、確か「ショッピングバック」というアイテムだったはずです。買い物に行くとき持っていってね!という目的のものです。
ぱっと見がカラフルな仕上がりなのは、どの時代でも乙女心をくすぐるからなのでしょうか。
しかしやはり時代の流れを感じさせるものがいくつも出てきました。
 フォトアルバムです。
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 さすがに隅っこがくすんだ色に。
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 これもアルバムでした。
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 ちょっと思い出が詰まってた。
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まずはアルバムです。
当時の写真もうっかり入っていて、ついつい見入ってしまいました。
私が中学生の時くらいから「プリクラ」というものが世に出始めて、それまで写真は紙焼きしかありませんでした。
今ではプリクラという言葉もあまり聞かなくなり、携帯で写真を撮ってそれをさらにブログやプロフにして全国に公開できる時代です。
アルバムを若い世代のふろくにしても需要がなくなってきているのかもしれません。
時代の流れを感じるアイテムはまだまだ出てきます。
 折り紙!?と思いきや
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 メモ用紙でした。にくいやつめ。
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 5桁の郵便番号。41円じゃ今は届かない。
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折り紙をメモ用紙っぽくしてるということが「おおシャレている」と、きっと当時は思っていたに違いありません。
が、今や折り紙そのものが子供の手に触れる機会が少なくなってきているかと思います。
つまりこのメモ用紙、現代においては全く画期的ではないわけです。
それにしても41円切手ではがきが届いたのは何年前のことでしょうか。
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そしてこれだけでは物足りないのではないかと気を利かせた母が、なんとヤフオクで落札してまで手に入れたという細々したものも手に入りました。
大量のシール。結局もったいなくて使えないまま終わるタイプだった。
 この「でんわ」はきっと自宅の電話番号を意味する。
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 新学期早々「だーいすき」と告白されても少々困る。
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 インデックスシール。これは実家にあったもの。 やはりもったいなさから使えず仕舞い。
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当時は個人情報についてそれほどうるさくなかったので、こういうシールに自分の、それも携帯電話もないから自宅の電話番号を書いて渡したりするのが当たり前だったようです。
ぺらっと剥がれたらあっという間に漏洩してしまいます。
今は1ページ目でも紹介した「デコシール」という凹凸のあるキラキラしたものが主流のようですが、当時のシールといったらこういう薄っぺらいものだったので、ルーズリーフなどにベタベタと貼って友達に手紙を渡したり…という使い方でした。
しかしふろくについているシールは、雑誌を買い逃したら二度と手に入らないものなので、もったいない精神に拍車がかかって使うのをためらっていた記憶があります。
ちなみにインデックスシールというのは、ビデオテープの見出しに貼る物です。これもDVDやらブルーレイが出てきた現代には全く需要の無い代物です。
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 紙製のスタンプなんてのもあったので
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 もったいなさを乗り越え使ってみた。おめでとう!
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さらに、今回の記事を書くにあたって、できるだけ沢山の当時のふろくが見たいと思ったので、同年代の友人にもふろく捜索の依頼をしたところ、ひとつ残っていたと写真を送ってもらえました。
 姫ちゃんのりぼん、お出かけバッグノート
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 バッグの形を模したノートになっている。
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当時友人との交換日記として使っていたそうです。
しかしこのかわいらしい外見とは裏腹に、そこに書かれていたのは…
めだかの交尾について批判的な小学生の交換日記。
図解入りの「めだかの交尾についての感想」でした。
これを交換日記に書いて友人に何を伝えたかったのかさっぱりわかりません。
本人も久々にこれを読んで、自分のバカさ加減に愕然としたそうです。
ただ、女の子の方が男の子より精神的に大人になるのが早いといいますし「性」に興味を持ちはじめる時期でもあります。
だからこそめだかの交尾にまで興味を持ってしまったのかなあとも思いました。
それにしても「あればっかりやってるあれずき」という表現が渋すぎる。
◆ふろくは女性のツボを突いた「お得感」のある「限定品」。
「てれびくん」などを卒業した男の子向けの雑誌といえば「ジャンプ」や「マガジン」になり、ふろくがついているような雑誌は今も昔も無いように思います。
男の子はふろくよりもスポーツに励んだり、ゲームをしたり、プラモデルやラジコンのようなしっかりしたおもちゃで遊ぶからでしょうか。
ビュッフェやバイキングが好きな女性が多いように、女の子は昔からちょっとずつおいしいとこ取りができるもの、雑誌を買ったのにおまけまでついてきた!というような
お得感のあるものが好きなのかもしれません。
さらにその時にしか手に入らない「限定品」という、これまた女性が弱いキーワードを見事に押さえています。
雑誌を読む目的の人だけでなく、ついてくるふろく目的で買う人もターゲットにすることで、売上は相乗効果を見せます。
確かに、小さい頃はいつの間にかふろく欲しさで雑誌を購入していた時期もあったように思います。
よくできている。
ちなみに私が最後に気まぐれで押した紙製のスタンプ。
なんと母はこれを2枚組み、
800円で落札したというのです。しかも他にも入札者がいて、競り合いの末手に入れたものだとか。
そもそもふろくなんてオークションに出ているのかと調べてみると…
りぼん絡みの品(昔のりぼんの雑誌そのもの関係もありましたが)600件近くが出品されていました。
しかもこの価格で入札があるものも。
多少のお金を出してでも昔を懐かしみたい大人たちが増えているのかもしれません。
当時はおこずかいが足りなくて買えなかった雑誌についていたふろくたちも、大人になった今ならインターネットや携帯の普及もあり、買えてしまえる時代になったんですね。
今回我が家で発掘された昔のふろくたちも実は宝の山なのかもしれない、と、
つい先ほどまで美しい思い出の空気に満ちていたものが、一気に金の臭いに変わってしまいました。
一瞬でゴミと化した400円。おめでたくない。
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